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■Intel G45 チップセット

いつもご覧頂きまして有難う御座います。

今回はIntel(インテル)社製新世代チップセット”4”シリーズのグラフィック機能搭載モデル
G45』を取り上げたいと思います。

4シリーズのチップセットは先日、グラフィック機能なしのパワーユーザー向けP45』が話題になったばかりですが、それに続いてこの『G45』が発表となりました。
その割にはあまり話題になっていない気がします。というか、なっていません。

『な~んでか?』 (古い?)

それは弊社のお客様でもそうなのですが、パワーユーザーの方や自作愛好家の方は、
チップセット内蔵のグラフィック機能はあまり使用され無い
傾向にあります。

『な~んでか?』 (しつこい?)

そういった方は大抵、NVIDIAさんやATIさんのグラフィックカードを装着されるからです。
じゃあ、どうして内蔵グラフィックを使わないのか?
『貧弱だから』 

ええ、そうなんです。といって壊れやすいという意味ではなく、性能が専用のグラフィックカードに比べて劣るという意味です。
内蔵グラフィックは大抵の場合、専用のグラフィックカードに比べて、性能や機能で劣る場合が多く、
パソコンの性能を重視する方は、真っ先に外れてしまう
んですね。

ではなぜそういうものをチップセットメーカーは作っているのか?という事なんですが、
グラフィックカードの頭脳であるGPUは非常に高レベルの技術で作られており、コストが非常に高いのです。(CPUより高い物もありますよネ)
つまり専用のグラフィックカードをパソコンに搭載してしまうと、どうしてもパソコンのコストが上がってしまいます。
でも、世の中にはそんな高いグラフィック性能を要求しないところもあるわけです。(主にビジネス向け)
そういったところの為に必須パーツであるマザーボードに予めグラフィック機能を搭載しておけば、
コストを下げられる
、そういった目的で内蔵グラフィック機能付きのチップセットははつくり続けらています。
そういった意図がありますので、内蔵グラフィックはコストが最優先で、画面を表示する最低限の性能と機能だけを持って設計される事が殆どでした。

しかしこの流れが去年辺りから変わってきました。
『WindowsVista』の発売です。

VistaはXPから大きくデザインなどが変更されましたが、極めつけは新しいインターフェイスである『Aero』(エアロ)でした。ウィンドウが3Dグリグリ動くアレですね。
なんとこれを動かす為に今まではゲームでしか必要が無かった3D機能が求められるようになってしまったんです。具体的にいうと『DirectX9.0』への対応です。

当時、DirectX9.0は殆ど専用のグラフィックカードしか対応していませんでした。それも中間クラス以上のものです。
当然ながら、上記の様に専用に比べて二つも三つも劣る内蔵グラフィックスが対応している訳も無く、
この時点で多くに内蔵グラフィックスが死刑を宣告
されました。

しかしVista発表に続くようにインテルから発表された『G35/33』チップセットがそれを覆しました
これまでは『画面が表示できればいい』レベルであった内蔵グラフィック機能を、VistaでAeroがストレレス無く動く所まで引き上げたのです。
同時にDirectX9.0にも対応し、ある程度の3D描画機能をも持たせた画期的なチップセットでした。
これによって内蔵グラフィックでもある程度のネットゲームなどもプレイできるようになり、
またライバルのAMD、NVIDIAもこれに対抗して、内蔵グラフィックスの進化が加速された事も記憶に新しいところです。

そんな画期的な『G35/33』チップセットですが、インテルのチップセットが新シリーズである『4シリーズ』に移行するに合わせ、『G45/43』チップセットとなりました
今回はG45チップセット搭載のGigabyte製『GA-EG45M-DS2H』を使用して、グラフィックス性能を見て行きたいと思います。

まずはデバイスマネージャで内蔵グラフィックスがどの様に表示されるか見てみます。
WS000000.jpg
グラフィックカードとして二つの『G45/G43 Express Chipset』が認識されています。
先ずここがG35チップセットからの第一の進化点になります。
詳しい方ならばお分かりになると思いますが、G45チップセットは内蔵グラフィックで『デュアルモニタ』が可能になりました。
今回使用した『GA-EG45M-DS2H』であればパネル部のD-SUB15ピンコネクタと、DVI-Dコネクタにそれぞれモニターを繋ぐ事によって、に画面での運用を行えます。

次に設定ユーティリティーに・・・。
WS000001.jpg
WS000002.jpg
WS000003.jpg
WS000004.jpg
WS000006.jpg

先ほどの『デュアルモニター設定』『解像度や画面回転の設定』『色補正』など基本的な設定は行えるようです。
3Dグラフィックスはゲームなどでよく使われる『DirectX』の設定はできず、主にCADソフトなどで使用されている『OpenGL』の設定のみとなっています。
このあたりはやはり『ビジネス向け』という従来の内蔵グラフィックスの名残のような気がします。

では実際にベンチマークなどを行いながら、G45チップセットの実力を見て行きたいと思います。
テスト環境は以下の通りです。

○CPU      Intel Core2Duo E8400
○CPUクーラー サイズ 峰Rev.2
○マザーボード Gigabyte GA-EG45M-DS2H
○メモリ     DDR2 PC6400 2GB
○HDD      HGST HDP725032GLA360
○光学ドライブ パイオニア DVR-212
○VGA      Intel G45チップセット内蔵 (グラフィック用メモリはメインメモリから128MB割り当て)
○解像度    1280*1024

先ずは2Dグラフィック性能を見るために『HDBench』を実行します。
(少し古めのベンチマークですが、2Dの性能を見るにはまだまだ有効です。)
WS000007.jpg
トータルで17044という数値が出ました。
ちょっと分かりにくいかと思いますが、全てのテストが高速で描画され、カクカクするようなことはありませんでした。
推測ですが、大解像度でもWebページをスクロールした時にカクつくとか、大きな画像ファイルを開いてもストレスが溜まるような事は無いかと思います。

次は3Dグラフィックスを見て行きたいと思います。先ずは定番ネットゲームである『ファイナルファンタジーXI』のベンチマークから・・・。
FFXiWinBench 2008-08-21 13-55-19-70
画面クオリティーは『High』で行っています。結果は『3950』とでました。
公式サイトによりますと、『FINAL FANTASY XI for Windowsをデフォルト状態でとても快適に動作させることができるマシンだと予想されます。』との事です。
一昔前ですと内蔵グラフィックでネットゲーム等は考えられなかったのですが、
少し前のネットゲームであればCPUなどの構成にもよりますが、比較的快適にプレイができるようです。

続いては3Dベンチマークの大定番『3DMark06』を実施してみます。
この3DMark06は専用のグラフィックカードでも動作が非常に重い事が有名です。
要求スペックが高く、従来の内蔵グラフィック機能では起動すらさせてもらえない場合が殆どでした。
さてG45では如何に・・・。
WS000008.jpg

お、上手く起動してくれたようです。画質の設定などはできるでしょうか?
WS000009.jpg

なんとアンチエイリアス(AA)の設定ができません
AAというのは3Dグラフィックスで表示される物体の輪郭のギザギザを低減する機能なのですが、
設定ができないようです。ピクセルシェーダー(PS)とバーテックスシェーダー(VS)はともに3.0となっており、DirectX9.0の仕様を満たしているので、少しちぐはぐな感じがしますが、インテルとしては完全な3Dグラフィック機能を持たせたわけではなく、Vistaで必要だからDirectX9.0の仕様を満たしただけ。というような事なのかもしれません。

では同じく解像度を1280X1024に設定し、標準設定で計測を開始します。
うはっ、重い。ゲームだったらプレイできるってレベルじゃねーぞ。
そして結果は・・・。
WS000011.jpg

案の定というか残念が数字が踊る結果となりました。
やはり一人称視点のシューティングゲームやアクションゲームは厳しいと思われます。
しかし内蔵グラフィックでこのとてつもなく重い3DMarkが動くようになってきたというだけでも、
技術の進歩を感じます


最後に無謀と知りつつ最新ベンチマークソフトの『DEVIL MAY CRY4 Benchmark』を実施してみます。

起動は問題なくしました。うーん、タイトル画面からなんとなく重い・・・。では設定を。
DevilMayCry4_Benchmark_DX9 2008-08-21 14-18-11-65

やっぱりアンチエイリアスは掛けられません・・・。
解像度は1280X1024、そのほかの設定は可能な限り最大としました。

うお。やっぱり重いです・・・。
DevilMayCry4_Benchmark_DX9 2008-08-21 14-26-10-21

そしてその結果は・・・?
DevilMayCry4_Benchmark_DX9 2008-08-21 14-37-48-50

総合判定は『D』、『悪魔達をスタイリッシュに狩るのは難しい状態』だそうです・・・。
やっぱり最新のゲームは難しいようです。


・まとめ
G35/33チップセットから正常な進化を遂げているという印象でした。
特に軽めのカジュアルなネットゲームであれば、結構快適に使えそうである事や、
ビジネス用途にも少ない出費でデュアルモニター環境が構築できるようになった事
など、
幅広い面で機能強化を図っているあたり、流石にインテルの戦略商品であるという気がしました。

しかしながら飛びぬけた性能が無い事は確かですので、一般ユーザーの方には中途半端な気もします。
ただ内蔵グラフィックの利点として発熱が殆どなく、大掛かりな冷却機能が不要ということがあります。
これを利用して小さなマザーボードを使って、低発熱・省電力のネットゲーム専用マシンなんかも面白いかもしれません。ちょうどMini-ITXのマザーボードも出ましたし。

静音重視の方には面白い選択肢になりそうなこのG45チップセット、一度ご検討いただいては如何でしょうか?


※掲載のデータはあくまでも参考値です。実際の構成などで結果は異なります。
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■コメント

■Re: Intel G45 チップセット [にゃも]

はじめまして。お邪魔します。
最近G43チップセットのASUS P5QL-EMでPCを組んだばかりなので
とても為になる内容でした。またお邪魔します^^

■Re: Intel G45 チップセット [パーツ副将軍]

>にゃも様

ご覧頂きまして有難う御座います。
拙い記事では御座いますが、ご参考頂ければ幸いに御座います。
今後ともレイン、パーツ副将軍を宜しくお願い致します。

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