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■コンセントは要注意?

いつもご覧頂きまして有難う御座います。

今回はコンセントの話題です。どこのお宅にもある『豚のハナの穴』の形をしたアレです。
電化製品とは切っても切れない、というか、挿さんと電気がきまへんねん。と言うやつですね。

多分殆どの皆さんが特に何を思われるでもなく、このコンセントを使用しておられるかと思うのですが、
実はこのコンセント、私達の様なBTOパソコンを専門に扱うお店にとって、時期によってはすっごく曲者だったりするのです。

皆様はご自宅のコンセントに何V(ボルト)の電圧が来ているかご存知でしょうか?
ちょっと電化製品などがお好きな方は直ぐに『100V!』と答えられると思います。
はい。大正解です。日本のコンセントには『交流100V』が各電力会社から供給されています。
これは法律で決められている事でもありまして、日本全国全ての場所で同じ電圧が供給されるわけですね。(周波数の問題はここではおいておきます)

『じゃあ、何が問題なの?』と皆様は疑問に思われると思います。
実は供給される電圧は100Vですが、ここが曲者で電気配線や、電力の使用状況により、実は実際のコンセントの電圧はかなり変動してしまっているのです。電気屋さんのお話によるとむしろキッチリ100Vが来ている所の方が比較的珍しいそうです。
こんな様な実態である為、規定も実は『100Vから±10%』の誤差が認められているそうです。
つまりご家庭のコンセントは『だいたい90V~110Vが来ている』という甚だファジーな状態となっています。
無論、これは実際に電気を使う機器を生産しているメーカーさんも理解していて、日本製の機器はこういった電力環境でも問題なく動くように設計されています。

で、ここまで書くと皆様に『だから、何が問題なの?!』とお叱りを受けるかもしれません。
ですが、これを私どもが販売するBTOパソコンや自作パソコンに当てはめると、実はとんでもない落とし穴があるのです。
そうです、PCパーツはほぼ全てが海外製なのです。
つまり乱暴に言ってしまえば、「そもそもPCパーツは日本の電力事情で動くようには作られていない」と言う事になってしまいます。
もっとも内部パーツは100Vで動いている訳ではありませんので、この場合重要になってくるのはそれらが使う電力を作り出す『電源ユニット』と言う事になってきます。

電源ユニットは大抵が多くの種類の電圧に対応できるような設計になっています。
最近では見かけなくなりましたが、電源の後部には『115V』と『230V』の切り替えが付いているのをご存知の方もおられるのではないかと思います。
日本で使用する場合をこのスイッチを『115V』に切り替えるのですが、ここでまた落とし穴があるのです。
そうです。電源ユニットの規定電圧は本来『115V』なのです。誤差を入れても『ぎりぎり100V』にしかならないのです。ですから前に申し上げた様に「むしろ100Vが来ているほうが珍しい」日本の電力環境では入力電圧が不足してしまうのです。
これによってPCへの供給電力が不安定になり、結果としてPCが起動しなくなったり、不安定になったりと言う現象が起こってしまうわけです。
最近は電圧切り替えスイッチが無く、「100V~」と記載してある電源ユニットも多くなってきましたが、
実際には誤差を入れた数値を表記しているようで、日本のような低電圧環境に合わせて作られた物はさほど多くないようです。

しかしながらこういった状況はPCパーツを扱う業者さんも十分に理解されているようで、サイズさんなどは自社の電源ユニットで90Vでの起動試験を行っている事を明示されるようなケースも出てきています。
こうした試験をメーカーで行っておられる事は非常に安心感がありますが、実際に完成したPCで大丈夫なのか?という点がやっぱり気になると思います。
という訳で、当店ではこの様な装置を導入しました。
変圧器

あまり見慣れない機器だと思いますが、これは『100Vを任意の電圧に変えてくれる装置』です。
当店ではご注文頂いたパソコンを出荷する前にこの装置を用いて90Vの電圧を作り、実際に問題なく起動するかの試験を行っています。

そこで実際にこの機器と和作屋本舗『高野山400W』電源ユニットとサイズ製『PowerSuppryTester3』を使って、電圧を下げていき、電源の電圧に変化があるかを実験してみました。

先ずは通常の100Vから。
SN360161.jpg
問題なく起動しました。このときの電圧は・・・。
SN360162.jpg
ほぼ規定値に収まっています。

では90Vに電圧を変更します。
SN360163.jpg
こちらも問題なく起動しました。このときの電圧は・・・。
SN360164.jpg
100Vとほぼ変わらない数値が出ています。

では今度は一気に・・・
SN360165.jpg
40Vまで下げてみます。
SN360166.jpg
おっと、警告音が鳴り始めました。異常値を示しているのは『PG値』ですね。
これは電源からの電力がどれぐらいの時間でマザーボードに届くかを示す数値です。
大凡100msから500msの間にあるのが適正だそうです。
これですと電力の到達まで時間が掛かりすぎるので、起動に失敗する恐れがあります。

今回のテストですと、電源が入った状態からですと40Vまで下げても異常は出ませんでしたが、
電源オフ状態からですと約70Vで起動が不可能になりました。
テストの関係上、電源に負荷がかかっていませんので、実際に起動不可能になる電圧はもう少し高いかと思われます。

○まとめ
実験の結果より電源ユニットは『起動中の電源降下には相当耐性がある』事が分かりましたが、
その半面で大きな負荷がかかる起動時にはコンセント電圧に近い電圧で起動ができなくなる可能性が高いこともわかってきました。
実際のご家庭でここまで電圧が下がる事は考えにくいですが、もし夏場などにPCが不安定などの問題が発生している方は一度電力環境を見直されては如何でしょうか。
またOAタップなども劣化によって電力の障害になることもあります。壁のコンセントにPCを繋いで頂く事で、改善が見られるかもしれません。ご参考頂けましたら幸に御座います。

※実験の結果はあくまでも参考です。電源の種類、パーツ構成によって結果は大きく変わりますので、ご了承下さいませ。
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