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■和作屋本舗 剣山(つるぎさん)600W

いつもご覧下さいまして有難う御座います。

今回は当店のオリジナル商品、『和作屋本舗 剣山600W』(つるぎさん)で御座います。
なんだか仰々しい名前が付いておりますが、『600WのATX電源ユニット』です。

ではなんだかとっても恐れ多いのですが、弊社オリジナルパーツブランド『和作屋本舗(わさくやほんぽ)』のご説明からさせて頂きたいと思います。

『和作屋本舗』は当店店長の「山下 和作」(やました かずとも)が、たま~に海外に行って、
『これはイイ!』とか『何で日本で売って無いんだろう?』というものをドンドン紹介するべく、立ち上げたブランドです。
当店の店長は典型的な大阪人ですので、『安くて良いもの』が大好きです。また『安すぎる』モノも大好きです。
『和作屋本舗』は大体そんな感じで商品をラインナップしております。

さて今回の『剣山600W』でございますが、これまでご愛顧頂いておりました山頂シリーズ電源の最新モデルとなります。
山頂シリーズ電源はこれまで『六甲山400W』(ろっこうさん、販売終了)、『高野山400W』(こうやさん)、『金剛山500W』(こんごうさん)とラインナップしてまいりました。
コストパフォーマンスと静音性を両立したモデルとして御好評をいただいてまいりましたが、
最大容量が500Wと、増大するパソコンの消費電力に対して、「ちょーっと容量不足かな?」と言う部分がありました。そこで今回の『剣山600W』を登場させた次第で御座います。

さてこの山頂シリーズですが、どのモデルもコンセプトは『静音&高信頼&ハイコストパフォーマンス』です。
全てのモデルで回転数自動調整機能つきの12cmファンを搭載 、高い静音性を確保しています。
製造は中国の工場で行っています。中国産というと昨今は不安に感じられる方も多いかと存じますが、
山頂シリーズは某有名パーツメーカーのOEM生産も手がける工場で生産していますので、
中国製といってもよくケースに付属したりしているモノとは全く異なります。

では、実際の『剣山600W』のご紹介に移りたいと思います。
先ずはパッケージから・・・、
SN360151.jpg

白箱をベースに商品シールを貼ったシンプルな物です。デザインは店長です。(笑)
天面には簡単な製品の特徴を、側面にはお決まりの「大人と大人のお約束」が書いてあります。

ではおもむろに開梱して、内容物を・・・、
SN360152.jpg

これまたシンプルに抑えてあります。電源本体と取付ネジ、後は電源ケーブルですね。
勿論電源ケーブルはPSE対応ですのでご安心を。
一点注意点ですが、こちらの商品は外箱が保証書となりますので、お捨てにならないようにお願いします。

次にちょっと気になるケーブルの長さと接続コネクタ数のご紹介です。
SN360153.jpg
ケーブルの長さは全てのケーブルが大凡50cmぐらいあります。大きめのケースでも安心ですね。
ちなみに人気ケースであるAntec製のP182ですと、ATX電源コネクタがドライブ側にあるマザーボードであれば裏側を回す配線が可能です。

コネクタ数は以下の様になります。
●シリアルATAコネクタ2個のケーブルが2本
●光学ドライブ用の4ピンコネクタ3個、FDD用1個のケーブルが2本
●PCI-Express用補助コネクタ6ピンが2本
●ATX12V補助電源コネクタ4/8ピン共用が1本
●ATX電源20/24ピンコネクタ

多目という訳ではありませんが、決して少なくも無く、必要にして十分と言うところでしょうか。
特筆すべきはPCI-Eコネクタが2つあることですね。昨今のハイエンドビデオカードは1枚でこのコネクタを2つ使用することが多いので、この点は市場のニーズに合わせた仕様になっていますね。

ケーブルですがATX電源ケーブルのみシールド付きとなっています。最近はEMI(電磁波)対策が重要視されてきており、全てのケーブルをシールドしている物が多いのですが、実際の所、シールドされているとケーブルがとても硬くなり、配線に苦労するのですが、『剣山』ではシールドをATX電源のみとし、その他のケーブルも柔らかい皮膜とする事で、配線のしやすさを重視しています。

それでは実際にこの『剣山』を使ってみたいと思います。
電源のレビューと言うのは正直難しいのですが、電源とはPCに必要な電力を作り出す部分、いかなる状況でも安定した電力が供給される事が重要、と考えまして、実際に負荷を掛けた状況を作り出して、電圧の変動などをチェックしてみたいと思います。

チェック環境は以下の通りです。
○CPU      Intel Core2Duo E8500
○CPUクーラー サイズ 忍者2
○マザーボード Asustek P5K-E/WiFi
○メモリ     DDR2 PC6400 2GB
○HDD      HGST HDP725032GLA360
○光学ドライブ パイオニア DVR-212
○VGA      Geforce8800GT 512MB 

先ずはアイドリング状態の電圧から・・・
電圧アイドル1
電源ユニットから出力される電力は、ここに表示されている『+3.3V、+5V、+12V』が主にPCで使用され、且つ重要となっています。
ご覧の通り、各電圧とも規定値より若干高い数値を示しています。
特に5V、12Vは有名メーカーの電源ユニットでも若干下回っている事もあり、非常に優秀だと言えます。
電圧が高いと機器に悪影響があるのではないか?とお考えの方もおられるかもしれませんが、
大凡電圧については規定電圧から±10%程度の誤差が認められていますので、問題は無いと思われます。
むしろ電源ユニットは経年劣化で電圧が下がっていく傾向にありますので、新品の状態での電圧が若干高い方が、劣化した際も電圧が下がりすぎる事も無いかもしれません。

では実際に負荷がかかった状態での電圧を見て行きたいと思います。
ここでは「OCCT」と言うソフトを使い、システムに1時間連続で高負荷を掛け、その間の電圧の変化を記録していきます。

先ずは「+3.3V」から・・・
2007-07-15-11h41-Volt3.png
負荷がかかりだすと、0.01V程規定値から下回りますが、その後はテスト終了まで変動することなく、
その電圧を維持し続けます
。非常に優秀な出力特性だと言えます。
「+3.3V」は主にマザーボード上のICなどへの電力供給に使われますが、パソコンに接続される機器は全てマザーボードに接続されていると言っても過言ではなく、その安定動作の為には安定した電力供給が不可欠ですから、この結果はすばらしいですね。

次に「+5V」です。
2007-07-15-11h41-Volt5.png
こちらも優秀な結果でした。定期的に電圧の変動があり、テスト終了間近で若干の乱れがありますが、最後まで規定電圧を下回る事がありませんでした。
「+5V」はマザーボード、HDD、光学ドライブなどに使われる電力ですが、特にHDDに供給される電圧が不安定になると速度の低下や、異音の発生などにも繋がりますし、最悪はHDDの寿命を縮めてしまう場合もあります。高負荷でも安定した電力を供給できる事は非常に重要ですね。

最後に「+12V」です。
2007-07-15-11h41-Volt12.png
「+12V」はパソコン内部でもっともふんだんに使われる電圧です。その中でも特に重要な物がCPUとビデオカードですね。この2つは電力消費が非常に大きい上に、重要度も高いですから、高スペックになればなるほど、この「+12V」を如何に安定して供給できるかが重要になります。
結果は定期的な変動があり、一部規定電圧は下回る事はあるものの、それも短時間で、一時間の間、非常に安定した電圧を供給していました。
低価格な電源の場合、この「+12V」の供給がしっかりしているかが非常に不安なのですが、この『剣山』は価格を感じさせない、良好な結果となりました。

最後に静音性も調査してみました。
あまり静かでない店内で且つ簡易騒音測定器を使用して測定しましたので、あくまで参考とお考え頂ければ幸いです。マイクは電源ファン部4cmぐらいの所に置きましたので、CPUファンなどの音も拾っている可能性が高いです。結果は以下の通りです。

○アイドリング時 46.7db
○高負荷時    46.9db
(暗騒音 43db)

主観にはなりますがかなり静かな方ではないかと思います。むしろCPUファンやビデオカードのファンの音の方が気になったぐらいですね。数値にも表れていますが、総じて音量の変化が無く、可変速ファンではありますが、相当に長時間負荷がかからないと、高速では回転しないようです。


○まとめ
実際に測定をしてみた結果を見て今回は非常に驚きました。
この結果にも店長さんも驚いていたようです。(笑) 特にデータは見ずに直感で仕入れてきたようです。(ぉ)
しかしながら店長さんの眼力恐るべし、と言ったところでしょうか?

私としてはやはり「+12V」の出力が非常に安定している所に魅力を感じます。
雑誌などのレビューを見ても低価格電源は規定値が出ていない上に変動が大きいものが多数ありますので、この価格帯で比較的大容量、且つ出力の大きい物が手に入るのは大きいですね。
『構成はオーソドックスなんだけど、ビデオは強力な物を積んでいる。』と言ったゲームマシンユーザーの方にはお勧めだと思います。ケーブルの量もちょうどよくて、配線しやすいですし。
価格が安い事は古いマシンの交換用にもおススメできますね。

低価格電源は中々定番と言う商品が無いのですが、もし迷っておられる方がおられたら、
この『剣山600W』は如何でしょうか?


※検証結果はあくまでも参考値です。
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