■2008年10月

■スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

■HGST製HDDの静音化

いつもご覧頂きまして有難う御座います。

株安・円高、いやはや大変な事になっております。

実はBTOパソコン業界は円高は基本ウェルカムなのです。
以前にも触れたような気がしますが、パソコンパーツはほぼ100%輸入品です。
故にパーツの価格は下がり傾向なりますので、
お客様によりお安くパーツをご提供できる
からなんですね。

ただ株安はいただけません。株価は国の経済のバロメーターです。
株価が安いということは国の経済に元気がないということ。
という事は『パソコンなんてものにお金を使ってる場合じゃない』とお客様の財布の紐が
硬くなってしまいます。難しいもんです。

閑話休題、円高傾向によって拍車が掛かった感じがあるのが、HDDの価格低下です。
最近は1TB(1テラバイト)のHDDも1万円を切るようになってきました。
そこで私、パーツ副将軍もそろそろデータ用のHDDが小さくなってきましたので、
だいぶ久しぶりにHDD(というかPCパーツ?)を買うことにしました。

先ずはメーカー選びですが、今回はデータ金庫用ということで速度は特に必要でないので、
信頼性が高く、静かな物を選びます。
その結果、通常状態でも比較的音が小さい、日立グローバルストレージ(HGST)製を選ぶことにしました。
その中でも信頼性を重視してエンタープライズ向けの「UltraStar」シリーズですよ。奮発奮発。

早速装着してみましたが、やっぱり静かですね。
主観にはなってしまいますが、音量的にいうとこれぐらいの物は他社の製品でもあるかもしれませんが、
なんというか、音質的に耳に入りやすい音が少ない
気がします。

そんな静音性に優れたHGST製のHDDですが、純正のあるツールを使用することで、
更なる静音化が図れる
のです。
今回はその静音化ツールについて書いていきたいと思います。

先ずは第一段階として、HGST社のサポートページからツールをダウンロードします。
URLはこちら。http://www.hgst.com/hdd/support/download.htm

開いたウェブページに『Feature Tool 』というのがあると思います。
これがそのツールになります。

ダウンロードの項目に4つぐらいありますが、今回は起動可能なCD-ROMを製作してやっていこうと思いますので、下の画像の反転している部分の『CD image』という部分を実際のホームページでクリックしてください。
tooldownload.jpg

すると拡張子が『.iso』のファイルがダウンロードできると思います。
このファイルはCD-Rに焼きこむ際のイメージファイルですので、CD-Rの書込みソフトがインストールされていれば、
ダブルクリックすると書き込みソフトが立ち上がり、後は空メディアを入れ、書込みボタンを押すだけの状態になると思います。

上手くCDを作成できましたら、作ったCDから起動を行います。
マザーボードのBIOSでCD-ROMから起動する設定にします。
これはお使いのマザーボードにより設定は異なりますので、取扱説明書をご覧下さい。
下の画像もご参考下さい。
CIMG2361.jpg

作成したCDから起動すると、下のような画面が表示されます。
CIMG2362.jpg
使用許諾画面ですね。とりあえず了承しないと何も始まりませんので、
『I agree』(了承)を選択します。因みにこの画面から既にマウスが使えますよ

HDDのスキャンが始まり、HDDを認識し始めます。
上手くHDDを認識すると下のような画面になります。
CIMG2363.jpg
因みに他社製のHDDや複数台の場合も認識しますが、
設定したくないドライブを間違って設定してしまったり、他社製の場合は不具合が生じる場合がありますので、実施の際は設定するドライブ一台だけにするほうが無難だと思います。

では早速、設定をして行きます。

先ずは上部のメニューから、『Features』を選択します。
すると下の画像のようなメニューが開きます。
CIMG2364.jpg
開いたメニューの一番上、『Change Acoustic Level』を選択します。
更に下の画像のような画面が開きます。
CIMG2365.jpg
この画面がHDDの静音モードを設定する画面です。
下部のバーで速度重視から静音重視まで設定を変える事ができます
先ずはこのバーを有効にする為に、左上の設定ボタンの一番下の『Enable』に変更します。
するとバーを操作する事ができるようになります。

次に『Test』ボタンを押すとHDDを動作を始めます。
この音を聞きながらバーを『Quiet』の方向に変えていきます

少しづつ変えていってもあまり音は変わらないのですが、真ん中を過ぎたぐらいから、
劇的に音が小さくなるポイントがある
と思います。

ここが静音モードへの切り替え点です。

更に左へ振っていく事もできますが、此方もあまり変わらないと思います。
ご自身で聴かれて一番静かに感じるところで止めるのが良いでしょう。

さてこの一連の作業ですが、鋭い方はもうお分かりかもしれませんが、
HDDの動作を意図的に遅くしてやって、動作音を低減しています。
つまりは多少標準状態より、読み込み速度が遅くなってしまいます

私のようにあくまでもデータの置き場所と考えている方にはよいですが、
OSが入ったシステムディスクとして使用されている方はパソコンのパフォーマンスが落ちる可能性が
あります
ので、注意をしてください。

音に関してですが、多くの方が体感できるぐらいに静かになると思います。
裸の状態だとケースに入れると多少聞こえてしまいますが、HDD静音ケースなどに入れると、
殆ど聞こえなくなるのではないかと思います



では、そろそろテストのお時間ですが、
音量に関しては計る環境や主観にもよってしまいますので、
今回は静音化前と後でアクセス速度にどれぐらい違いが出るのかを計測してみたいと思います。

使用した機材は以下の通りです。

CPU:Intel Core2Duo E8400
メモリ:DDR2 PC800 2GB
マザーボード:Gigabyte GA-G33M-DS2R
ドライブ:Pioneer DVR-212
HDD:HGST HDP725032GLA360

では、静音化前のHDDのベンチマーク結果を・・・。
CIMG2366.jpg

次に先ほどのツールで標準モードから静音モードに切り替わるところに設定し、
測定しました。
CIMG2367.jpg

あら。あんまり落ちていませんね。(爆
音は確実に変わりますので、もっと影響があるかと思いましたが、意外な結果です。
設定を更に静音モードに振ると、もっと速度は落ちるのかもしれませんが、
切替位置と最静音位置では私の主観では音量に差はないように感じましたので、
大凡の方はこの設定でよいのではないでしょうか?


○まとめ
今回は知っているようで知らないHGST製HDDのテクニックについて紹介させて頂きましたが、
如何でしたでしょうか?
あまり自作PCに詳しくない方は難しい内容だったかもしれませんが、
ウンチクということで取り上げさせて頂きました。
万が一のデータ破損の可能性も御座いますので、チャレンジする方は自己の責任において
お願いしたく存じますが、静音化ののち、HDD静音ケースなどを使用すると、
更なる静音化を望めるかもしれません。

※データはあくまでも参考値です。使用する機材によって際が発生する場合が御座います。
 作業実施はお客様ご自身の責任においてお願い致します。
スポンサーサイト

■液晶モニタの選びかた

いつもご覧頂きまして有難う御座います。

今回は個人的に『こだわられている様でこだわられていない周辺機器ナンバー1』だと思います、
『液晶モニター』についてつらつらと書かせて頂こうかと思います。

モニターといえばパソコンからの映像信号を私たち人間に見えるように表示してくれる装置です。
というか、これがなきゃ話になりません

その割にはあまり『俺はモニターにもこだわってるぜ!』という方は
俺は『CPUはXXGHzだぜ!』とか『ビデオカードはGeFORCEの~!』という人に比べると、
圧倒的に少ない
気がします。

なんでなんだろう?と勝手に考えてみたんですが、
私たちの様なBTO系のPCショップが一定の市民権を得るまではPCといえば、大手メーカー製のものが主流でした。
今でもそうなんですが、こうした大手メーカーさんのPCは大概モニターがセットになっています。
むしろモニターと一体化しちゃっているものもありますね。
一般的に考えてパソコンというのはめんどくさいもんですよね。最初の配線とか。セットアップとか。
その上、『使うのに必要な物が別売り』とかはありえない』、ということなんでしょうね。

だからモニターはついて当たり前、付いてて当たり前ってことはわざわざ別売りのものを買う必要もない。当然純正が最高!というような流れになって、今のモニター事情になっているのかなぁ、とか思いました。

では実際問題として液晶モニターは選ぶ必要はないのか?

いえいえ、そんな事はありません。液晶モニターの選択はすごく重要です。
何故なら液晶モニターは液晶パネルの方式によって得意、不得意があるんです。
機構のついては詳しく解説されている場所が多くありますので、
今回はパネル方式による得手不得手と選び方を書いていきたいと思います。

現在市場に出回っている液晶モニターのパネル方式は大まかに分けて三つあります。
それは『TN方式』『VA方式』『IPS方式』の三種類です。

先ずは『TN方式』から・・・。

○TN方式
この方式は今回上げた三種の中では最も早くに開発された形式で、
その分生産コストも下がってきている為、非常に安価なのが大きな特徴です。
24インチワイドで5、6万円を切ってる様な物は恐らく殆ど『TN方式』で間違いないと思います。

この方式の利点は上に書かせて頂いたように『大型でも比較的安価』ということと、
液晶モニターで問題となりやすい、動きの速い動画を写した際の『残像が少ない』という事です。

デメリットとしては『画面を見る角度によって色が変わって見えやすい』ことがあげられます。
これは一般的に『視野角』といわれるものですが、TN方式はこれが小さい為に起こってしまいます。
最近は殆どありませんが、昔は目線を動かすだけで色が変わって見えてしまうモノもありました。
大きなワイドモデルだと気になってしまう可能性はあります。

もう一つは一部のもので『フルカラーが表示出来ない』というものがあります。
現在パソコンで表示できる最大の色数は約1677万色ですが、
TN方式は当初機構上、約1611万色しか表示出来ませんでした
現在は技術の進歩によりフルカラー表示できるモノも出てきましたが、
中には擬似的にフルカラーに見せている物もあり、厳密にフルカラーが表示できる物を探すのは難しい状態です。
先ほどの視野角の事も含め、TN方式は『厳密な色表現が苦手』ということが言えるかと思います。


○VA方式
この方式はTN方式の弱点を解決する為に新たに開発された形式です。
有名なところではシャープ製の液晶テレビに採用されている『ASVパネル』もこのVAパネルの派生型です。
流石に後発ですので、TN方式の『フルカラーが表示できない』、『見る角度に色が変わって見える』という弱点を『ほぼ』克服しています。

またVA方式ならではの利点としては『明暗のメリハリがはっきりしている』ということがあります。
液晶モニターは機構上、全体的に白っぽく見えてしまうという癖があり
その為に例えば真っ暗なシーンでも黒がしっかりと落ち込まず、『のっぺりした映像に見えたりする』場合があるのですが、VA方式ではそれが殆ど感じられません

上でTN方式からの改善された部分を『ほぼ』と申し上げましたが、
これには少し理由があります。
VA方式のモデルはほぼ全てフルカラーを表示可能ですが、見る角度による色の変化は
TN方式に比べると大きく改善されていますが、少し残っています

静止画重視で完璧を求められる方はこのあたりは注意ですね。

この様にこれといってダメな所がなく、オールマイティーにこなせる方式ですが、
その半面、TN方式に比べると価格はどうしても高くなってしまいます
安くても19インチで5万円程度はしてしまうと思います。


○IPS方式
日本の日立製作所が開発した方式で、正確な色表現を最重視した方式です。
フルカラー表示は勿論の事、見る角度による色の変化も殆どありません
厳密な色表示が必要となる印刷業界や医療用モニターでは殆どこの形式が使われています。

反面、応答速度が遅く、動画などでは残像が出がちで、動画には向いていません。
この為、どうしても特定用途向けとなるので生産量が少なく、非常に高価です。
10万円以下のモデルを探すのはほぼ不可能だと思われます。
しかしCGや写真を扱われる方には最高の方式だと思います。


○まとめ
ここまでで各方式による得手・不得手は大凡お分かりいただけたと思います。
最後に『各方式はこういう方が選ぶといいですよ』というところを纏めたいと思います。

――――TN方式――――
◎TN方式がお勧めな方

『動画鑑賞時の残像が少なく』『安価』なので・・・、

・動画鑑賞が主な方。
・動きの激しいゲームをプレイする方。
・安価に大画面、大きなデスクトップを手に入れたい方。
・ビジネス向け (CG、写真用途は除く)

×TN方式はお勧めできない方

『フルカラーが表示できず』『色の変化が大きい』ので・・・、

・CG、写真用途の方。
・静止画が多いゲームをプレイする方。

☆代表的な機種・・・『BenQ G2400WD』 『LG W1942TQ』

――――VA方式――――
◎VA方式がお勧めな方

『色表現がしっかりしており』『動画にも強い』ので・・・、

・より美しい環境で動画やゲームを楽しみたい方。
・静止画が多いゲームをプレイする方。
・CG、写真を扱われる方。
・画質の良いビデオカードを使用されている方。


×VA方式はお勧め出来ない方

特にありませんが、あえて言うならば・・・。

・安価に大画面、大きなデスクトップが必要な方。(どうしても高価になります)
・古いビデオカードやアナログ接続しかないビデオカードをお使いの方。(効果が見えない可能性があります)

☆代表的な機種・・・『Asustek PW201』 『EIZO S2431W-H』

――――IPS方式――――
◎IPS方式がお勧めの方

『色表現が抜群に良い』ので・・・、

・『お仕事』でCGや写真を扱われる方。
・最高の静止画環境を構築したい方。


×IPS方式はお勧めできない方

・オールマイティーに使いたいと思われる方。

☆代表的な機種・・・『EIZO L997』 『NEC LCD2690WUXi』


画質のいいビデオカードを使ってもそれを表示できなければ宝の持ち腐れです。
それにPCパーツはどうしても直ぐに旬が過ぎてしまいますが、モニターは長く使う事ができます。
ヘビーユーザーの方は毎日見るもの、そして一般の方にも絶対に必要な物ですので、
一度、検討して見られては如何でしょうか?

いいモニターは確実に今までのモニターへの認識を変えてくれますよ。(体験者談w)

プロフィール

これまでのお客様

2008年7月5日より
今日もご来場ありがとうございます。

ブログ内検索

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。